紛争の核心を見極めることで、有責配偶者からの離婚請求を成立させた事例

紛争の核心を見極めることで、有責配偶者からの離婚請求を成立させた事例

依頼者の属性
40代
男性
会社員
子供有
相手の属性
30代
女性
専業主婦
受任内容
離婚成立

事案の概要

本件は、自らが不貞を働いた依頼者様からのご相談でした。依頼者様はご自身の行為によって相手方を傷つけたことは反省しながらも、「不貞発覚以降、常に監視されているように感じる。家に帰っても安らげる場所がない。このまま相手方と一生を添い遂げることはできない。」と思い、今後は別の人生を歩みたいと離婚を希望していました。

相手方は、「家庭内での気まずさは感じるけれど、監視のようなことはしていない。子供(小学生の男の子)がいることもあり、離婚は慎重に検討したい」との考えでした。

弁護方針・弁護士対応

紛争を解決するには、まず紛争の核心を見つける必要があります。弁護士が相手方に話を聞くと、次のようなことが分かりました。

  • ①小学生の男の子にとって父親という存在は特別大事だと思っている。
  • ②専業主婦の期間が長く、今後子供を育てていけるだけの収入を得られるか等、経済的に不安がある。
  • ③依頼者様のことを許して、元通りの夫婦関係を続けられるかは自信がない。
    これを聞いて、「子供が依頼者様の愛情を受けたと感じることができるか」と、相手方が心配していることが紛争の核心だと弁護士は考え、次のような解決方針を示しました。
  • ①依頼者様も子供のことを大事に思っている。面会交流等を通じて親子の関係は大事にしたいと考えている。面会交流の頻度や場所も子供の意思を最大限尊重する。
  • ②子供の養育費は基準額に若干の上乗せをして払う。慰謝料と財産分与によって、当面の生活で困らない金額を渡す。
  • ③依頼者様のことを身勝手と思う気持ちは理解できるけれども、子供のことを思うのであればこそ、「親」として冷静に話ができる距離を取った方がいいという風には考えられないか。

弁護士法人ALG福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果

弁護士の示した方針に相手方も納得し、子供の「親」としてお互いに協力していくことを約束して、夫婦は離婚の道を選びました。

「離婚」が身近な時代になってきたとはいえ、今でもネガティブなイメージがあることは否定できません。私も、もちろん離婚を勧める意図は毛頭ありません。

しかし、今回のケースは弁護士が夫婦関係に介入して離婚が成立したことで、当人達なりの距離を見つけることができ、結果、家族が幸せになれる手助けができたのではないかと考えております。

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