配偶者名義の財産を開示させる戦略の事例

配偶者名義の財産を開示させる戦略の事例

依頼者の属性
男性、50代、夫
相手の属性
女性、50代、妻
受任内容
離婚等請求事件(財産分与が主たる問題)

事案の概要

妻の不倫に気づいたご主人が、離婚を決意されご相談に来られました。
不倫については妻も認めており離婚自体には争いがない様子でしたが、それぞれが投資によって数千万の財産をもっておられたことから、財産隠しを心配されておられました。

弁護方針・弁護士対応

別居してから相手の財産を探すことは容易ではありません。とにかく、同居している間に相手の財産を把握することが大切です。簡単なことですが、預金通帳や証券口座、各種保険証券などのコピーや写真を残しておくことです。
本件でも、ご依頼者に財産資料を写真でご準備いただきました。それで財産が全てかどうかは分かりませんが、金額的には予想していた金額に近かったので、費用や時間を掛けての調査はしない方針とし、早期解決を目指しました。
まず、何も知らないふりをして、相手に対して任意に開示を求めることから始めました。相手から任意に財産資料を確認したところ、開示されていない財産や引き出したあとの預金残高部分だけが開示されただけだったので、「これで全部ですか?」、「他にあると思うのですが、任意に開示いただけませんか?」、「例えば●とか」などと伝えると、把握していない財産も含めて全て開示されました。
それ以外にも財産がある可能性はゼロではありませんが、知らなかった財産も開示されたので、これ以上費用や時間を掛けての調査はせずに協議離婚することになりました。

弁護士法人ALG福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果

結局、妻の財産の方が数千万円多く、ご依頼者が財産分与を多く受け取られました。全ての財産が開示されているのか不安をお持ちの方も多い一方で、実務上、完全に調査することは困難です。そういったなかで、如何に財産を開示させるかの戦略は欠かせません。今回は、妻に「財産を把握されている。隠しても無駄だ。」と感じさせたことで、任意に開示された事案ですが、なにより、任意に開示されたことで、他にもあるのではないかという不信感を払拭でき、ご依頼者が納得して解決できたことが良かったと思います。 あと、財産を隠そうとしていた負い目かどうかわかりませんが、、慰謝料も支払われ、短期間で解決できたことを付け加えておきます。

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