- 依頼者の属性:
- 男性、40~60代、夫、会社員、子供有り
- 相手の属性:
- 女性、40~60代、妻、専業主婦
- 受任内容:
- 夫婦関係調整調停(離婚)への対応と、円満調停
家計管理を巡って妻と喧嘩となり、夫が離婚を口にしたところ、妻から弁護士を立て離婚調停を申し立ててきました。
夫は、本心で離婚を口にしたことを後悔されていました。「修復のためなら、改善できるものは全て相手の希望を受け入れても良い」とまで仰っておられていた事案でした。
弁護方針・弁護士対応
どう対応していいかわからず困られていた様子でしたので、まずは、妻に対し、謝罪の意思を書面で伝えることから始めました。それと並行して、こちらからは夫婦円満調停を申し立て、何とか夫婦関係の修復を目指します。
もう一度やり直そうという強い思いを具体的に伝えること、それを自分の言葉で語ること、自分のことではなく相手の気持ちを想像することなどを意識するようアドバイスし、調停へ望みました。
弁護士法人ALG&Associates
福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果
調停内で弁護士と調停委員をはさんで本人から謝罪の場を設けるなどした結果、妻の態度が軟化していきました。結果、「今回限りは許す。」ということになり、離婚せずに解決できました。実際に離婚が現実的になるまで気づかないことや素直になれないことも多いのではないでしょうか。経験からすると、一度離婚を決意した人が翻意することは稀です。本件は、離婚調停まで進んだあとに関係を修復できた珍しい事案だと思います。ご依頼者の方が本心から後悔し、妻の気持ちになって考えることができたことが良い結果に結びついたのだと思います。