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有責配偶者として離婚そのものを争われていたが、離婚することができ、かつ、多額の財産分与額を得ることができた事例

依頼者の属性
57才
女性
事務職
成人済みの長男・長女
相手の属性
57才
男性
会社員
受任内容
離婚請求

事案の概要

婚姻歴30年ほどの夫婦。当方妻側。夫は単身赴任。休みの際に妻の家に帰っていた模様。

妻は数十年に及ぶモラハラに耐え兼ね、離婚を決意。離婚を申し出た後に引っ越し。

引っ越しをした2週間後に、悩みを夜通し男友達に聞いてもらうために、妻の自宅に泊めてしまう。夫はかなり粘着質。

探偵のような行動をとっており、男友達を自宅に泊めた際の写真がばっちり取られている。

妻は悩みを聞いてもらっていただけで肉体関係はないと主張。

男友達は幼馴染で、乾癬の持病持ちであることから、性的に不能であるという主張をしつつも、裁判所は不貞はあったという心証。また、財産分与額でも争いあり。

弁護方針・弁護士対応

上記事実関係のため、有責配偶者からの離婚請求という構成になり、不貞時に婚姻関係は破綻していたこと、夫の異常な行動等から離婚請求は信義則に反しないことなどを主張した。

また、財産分与につき、隠し財産があるかと思われたため、調査嘱託を行うという方針に。

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福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果

調停に代わる審判として、実質的に和解で解決。離婚原因は熾烈に争われたものの、離婚すること前提で解決。

分与額は裁判所の心証から3分の2ほど減額されたものの、クライアントが求めていた早期解決を実現することに成功。

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依頼者の属性
50代
女性
主婦
相手の属性
50代
男性
会社員
受任内容
離婚交渉&婚姻費用請求→離婚+婚費調停
弁護士法人ALGに依頼した結果
婚姻費用:別居開始直後、支払なし 婚姻費用:月額約18万円
財産分与+解決金合計:2000万円超

事案の概要

本件は、夫婦関係の悪化に長年苦しんできたご依頼者様が、別居に踏み切った後の生活費や、離婚やこれに伴う財産分与等の請求等、配偶者との話し合い等を希望されていた事案です。

弁護方針・弁護士対応

まずは話し合いによる解決を模索しましたが、荷物の引き取りや離婚までの間、車をどちらが使うか等の細かな点についても互いに言い分が対立していたことから、早期に調停移行の方針に切り替えました。

婚姻費用については、本件の特殊事情的な争点が存在しており、当初の請求額からは譲歩せざるを得ない面もありましたが、最終的には月額18万円超の婚姻費用を獲得しています。

また、当初は離婚自体も争われていましたが、夫婦間の問題点について、当時の録音データを精査し、これを前提とした主張を展開したこともあって、離婚を前提とした話し合いを徐々に進めていきました。

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福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果

約1年間の調停手続の結果、上記の婚姻費用を獲得した上で、財産分与等を前提とした離婚を成立させることに成功しました。

①自宅不動産の売却益(この点の処理も大きな問題点だったのですが、最終的には双方が協力して売却し、売却益を分与対象としています)や②車、③預貯金、④相手方の退職金等、財産分与等にて合計2000万円超を獲得しています。

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依頼者の属性
50代
会社員(男性)
相手の属性
50代
専門職(女性)
受任内容
離婚調停
弁護士法人ALGに依頼した結果
毎月25万円&賞与から年間約100万円を婚姻費用として支払い続ける形での別居生活 養育費と解決金の支払を条件に離婚成立。
解決金:160万円
養育費:離婚から10カ月間は毎月20万円、以降は毎月14万5千円

事案の概要

本件は、ご依頼者様は給与や賞与のほとんどを配偶者に渡しながら、10年超に及ぶ単身赴任生活を送っていたという事案です。愛情の欠乏等を理由に、互いに離婚協議を開始してからも、ご依頼者様は毎月25万円の他、賞与からも毎年100万円を支払っていました。
離婚協議が頓挫したことから、早期離婚を希望して、弊所に離婚調停等の手続を依頼された事案です。

弁護方針・弁護士対応

単身赴任は形式的には別居生活の一類型ですが、夫婦としての共同生活実態が継続しているとみなされる場合も多く、いわゆる別居期間としては考慮されない場合も少なくありません。
よって、別居期間のみを理由に離婚訴訟に踏み切るよりも、まずは離婚調停にて、解決金を含めた条件面の調整等、相手方を可能な限り説得する方針を採用しました。

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福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果

もっとも、ご依頼者様は一般的にもかなり高額な所得水準の方であり、相手方の収入を考慮しても、婚姻費用は28万円前後と算出されてしまうような状況にある方です。離婚後の養育費を一人あたり10万円前後と推計しても、月額8万円以上が浮く計算になりますし、賞与からの学費支払いをあわせると、実際には水準以上の婚姻費用を負担している状況にありました。

一定程度の解決金支払いを受け入れても、毎月の支払差額を考えると、早期離婚のメリットのほうが大きいことは明らかです。
約10カ月後には上の子が大学を卒業する見込みであることも考慮して、算定表にしたがった養育費(10カ月間は20万円、以降は145000円)に負担を減ずる代わり、解決金として、金160万円を負担するという内容にて、離婚成立(調停に代わる審判)となった事案です。

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依頼者の属性
会社員
相手の属性
兼業主婦
受任内容
離婚
慰謝料当
弁護士法人ALGに依頼した結果
慰謝料 0円

事案の概要

妻から不貞、浪費、暴力、暴言を理由に離婚を求められている事案でした。
依頼者であるご主人は、全く事実と異なることが並べられている状況に憤慨と諦めが混在するようなご様子で相談に来られました。離婚調停からご依頼を受けさせていただいたのですが、あまりにも言い分に違いがあり、離婚調停は不成立となり離婚訴訟となりました。

弁護方針・弁護士対応

妻側からは、定番の証拠ともいえる警察へ相談したDV相談票や友人親族の陳述書が提出されてきました。そのほか、自白したと読めるようなご主人の自認書に類する物も提出されてきました。裁判所からの和解提案も妻側が要望を譲らず、尋問、判決へと進みました。

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福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果

尋問では、妻側が言っていることと整合しない事実がいくつか明らかになり、無事に慰謝料なく離婚となりました。
本件では、妻側の主張を簡単に覆せるような客観的証拠がこちらには乏しく、尋問によって妻側のおかしな部分が明らかになったのでよかったのですが、いつもうまくいくものではありません。

子供のことや仲直りしたい一心で、事実かどうかは別として、相手の言い分を全て認めて、とにかく謝罪するという時もあると思います。事実と違うことを認めることは避けておくべきですが、とにかく謝罪することでうまくいく家庭もあるでしょう。なかなか難しい問題ではありますが、不利な証拠に使われかねないということは覚えておいてください。

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依頼者の属性
会社員
子供3人
相手の属性
自営業者
受任内容
親権変更
弁護士法人ALGに依頼した結果
親権 親権変更

事案の概要

モラハラ夫に支配され言うがままに夫を親権者に指定して協議離婚をした女性からのご相談でした。
自身で離婚届へ記入して、離婚届の提出に同意していたことから、離婚直後に申し立てた親権変更は審判で認められていませんでした。

弁護方針・弁護士対応

面会交流を実施し続けていたところ、変わらず子供たちは母親である依頼者との生活を希望し続けており、年齢も上の子供が15歳を迎えました。そこで、改めて、親権変更の調停から始めることとしました。未成年者3人全員の親権変更です。父親のもとで暮らしていた状況を詳細に主張するとともに、上の子供が残した自宅写真などを用いて主張を進めました。子供たちを巻き込むことは避けるべきではありますが、あきらかな嘘を堂々と主張するモラハラ夫相手に、上の子供さんが覚悟を決めていたことなどもあって、やむを得ず子供が撮影した自宅写真を提出することにしました。そこには、父親が主張する様子とは正反対の様子を写っています。

弁護士法人ALG&Associates

福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果

結果、無事に未成年者全員の親権変更が認められました。
子供たちにとっては、親権変更が認められなかったあと、今回まで、数年間辛い思いをさせてきたと思います。如何に親権変更が容易ではないのかがよくわかった事案でした。

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依頼者の属性
30代
男性
会社員
相手の属性
30代
女性
会社員
受任内容
合理的な内容での離婚

事案の概要

夫婦喧嘩が絶えないなか、妻が子供を連れて別居し、離婚や慰謝料、養育費などの請求をされた事案でした。

弁護方針・弁護士対応

離婚自体はやむを得ないような関係でしたが、離婚に至る経緯や養育費の額が不相当に高く、合理的な内容であればすぐにでも離婚して構わないのにどうしたものかとご相談に来られました。
相手からの請求は、DV、モラハラがあったというものでした。ご相談者様に伺うと全く事実無根で、証拠があるはずもないと明言されておられました。ここで怖いのが、離婚請求をしておきながら、不相当な離婚条件を提示するとともに婚姻費用を請求される場合です。ただ、本件は、双方にしっかりとした収入があり、婚姻費用を請求される方が、同居時よりも自由になるお金が増える事案でしたし、そもそも婚姻費用の額も小さいことから、婚姻費用の負担をあまり気にせずに進めることができる事案でしたので、毅然と事実無根であることを伝え、不相当な請求を続けるのであれば、調停、訴訟も辞さない姿勢で臨むこととしました。

弁護士法人ALG&Associates

福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果

結局、慰謝料の支払いもなく、養育費もいわゆる簡易算定表で算定した金額で落ち着き、早期に解決できました。
最近では、虚偽のDV、モラハラ事案が散見されるように思います。夫側で代理人を務めることも多いですが、夫側としては、無茶な請求をされれば、感情的になってしまい、譲歩しようという気持ちが無くなってしまいます。なんでも請求すればよいというわけではなく、弁護士の交渉経験を踏まえて交渉することも大切だと思った事案でした。

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依頼者の属性
男性
30歳以上50歳未満
相手の属性
女性
30歳以上50歳未満
受任内容
離婚交渉
離婚調停
婚姻費用被請求調停
面会交流調停
離婚訴訟
弁護士法人ALGに依頼した結果
離婚には断固応じない
自宅等のローンはこちらが負担し、相手方が居住
離婚成立、
自宅は相手がローンごと引き取り、
解決金として約900万円を獲得

事案の概要

ご依頼者様は、長年妻(相手方)からの攻撃的な言動に悩んでいた方です。日記の他、実際に相手方が送ってきたメール等も一定程度残されていましたし、心身ともに疲弊している様子が伺えました。別居を前提に、相手方との離婚等について代理人として交渉という形で介入したものです。

弁護方針・弁護士対応

相手方はモラハラの認識自体が乏しく、離婚についても全く応じるつもりがないという反応でした。話し合いで意見が変わるとは思えない状態であったこと、子供たちとの面会交流を行うにも、話し合いの場が別に設けられていないと、攻撃的な言動に萎縮してしまうことが予想されたことから、交渉から調停に方針を変更し、離婚調停と、面会交流の調停を申し立てました。
これに対し、相手方からも婚姻費用の請求にかかる調停が申し立てられました。
調停でも相手方は、離婚そのものに応じないとの姿勢を崩さなかったことから、さらに離婚訴訟に移行したという事案です。

弁護士法人ALG&Associates

福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果

婚姻費用の点は、双方の収入等を前提に、こちらが負担している住宅ローン等を考慮した金額に減額した内容の審判が下されました。

離婚訴訟では、別居期間は2年にもみたないという状況でしたが、相手方の攻撃的な言動に長年苦しめられてきたことを、資料を添えて丹念に立証し、本件の夫婦関係は破綻していることが明らかであることを主張しました。
その結果、有利な心証を引き出すことに成功し、裁判所からも離婚を前提にした和解協議が勧められ、頑なに離婚を拒否していた相手方も、最終的には離婚を受けざるを得ない状況となりました。

不動産や住宅ローンが絡むと、その処理は複雑になりがちですが、財産分与等の点についても、自宅不動産は相手方が住宅ローン等の債務ごと引き取り、その他預金等の分与や慰謝料の問題に対する解決金として、相手方がこちらに約900万円を支払うという内容で、訴訟上の和解が成立しています。
面会については、コロナウイルスの流行により、一定期間実施が見送られる形にはなりましたが、離婚成立までの間、任意の面会交流の一定程度実施され、離婚後は月に1度の宿泊付の面会交流や、長期休暇には別途宿泊付の面会交流を実施するというように、ある程度充実した内容の面会交流を獲得することにも成功しています。その他養育費や年金分割の問題等も解決しています。
以上のとおり、本件は頑なに離婚を拒否していた相手方から、相応の経済的利益や面会交流を獲得しつつ、無事に離婚を成立させることに成功した事案です。

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