- 依頼者の属性:
- 会社員
- 相手の属性:
- 会社員
- 受任内容:
- 離婚請求
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||||
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Before&After | 離婚拒否 | → | 裁判上の離婚(和解) |
事案の概要
夫からのモラハラを受けているという事案は多いですが、本件は、妻からモラハラともいえる不当な扱いを受けている方からのご相談でした。もっとも、ご主人も風俗店を利用していたことが判明しており、いわゆる有責配偶者からの離婚請求は認められないと争われた事案でした。
弁護方針・弁護士対応
モラハラが根本的な原因であって、喧嘩が絶えず、既に婚姻関係は破綻していたのであって、風俗店利用が婚姻関係を破綻させたものではないと主張することにしました。風俗店を利用していることは、望ましいことではなく、夫が有責配偶者とされてしまう可能性は十分ある事案でしたが、幸い、共働きで妻も同程度の収入を得ていたことから、婚姻費用の負担が大きくなる可能性は低く、親権に争いがないこともあって、離婚になるだろうなと予想された事案です。
福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果
交渉では、妻は自分の主張に固執し、調停を申し立てることとなりました。当初、妻は、離婚しないの一点張りでしたが、本心かどうかは疑わしいものでした。なぜなら、夫を強く非難し、本当に同居する覚悟があるとは思い難かったからです。
おそらくは、慰謝料を多く貰うための手段として離婚を拒否しているという部分もあると思われました。どうしても離婚に応じてもらえないというので、調停不成立とし、離婚訴訟を提起することとなりました。訴訟では、具体的に婚姻生活について双方から主張がされます。終盤になると、裁判所から和解が勧められることがほとんどです。
本件でも、同様で、裁判所から、有責配偶者と断定できるかどうかは悩ましいところですが、妻の主張内容や訴訟の経緯からすれば、妻には収入があり、離婚を認めたとしても妻が過酷な状況になるとまでは言い難いという心証が示された結果、和解となりました。慰謝料は、不貞の事案に比べると半分程度支払う内容だったので、夫の主張が全て受け入れられたというものでないですが、離婚できた、解決できたことで安堵していただけました。
- 依頼者の属性:
- 会社員
- 相手の属性:
- 兼業主婦
- 受任内容:
- 離婚
- 慰謝料当
弁護士法人ALGに依頼した結果 | |
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慰謝料 | 0円 |
事案の概要
妻から不貞、浪費、暴力、暴言を理由に離婚を求められている事案でした。
依頼者であるご主人は、全く事実と異なることが並べられている状況に憤慨と諦めが混在するようなご様子で相談に来られました。離婚調停からご依頼を受けさせていただいたのですが、あまりにも言い分に違いがあり、離婚調停は不成立となり離婚訴訟となりました。
弁護方針・弁護士対応
妻側からは、定番の証拠ともいえる警察へ相談したDV相談票や友人親族の陳述書が提出されてきました。そのほか、自白したと読めるようなご主人の自認書に類する物も提出されてきました。裁判所からの和解提案も妻側が要望を譲らず、尋問、判決へと進みました。
福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果
尋問では、妻側が言っていることと整合しない事実がいくつか明らかになり、無事に慰謝料なく離婚となりました。
本件では、妻側の主張を簡単に覆せるような客観的証拠がこちらには乏しく、尋問によって妻側のおかしな部分が明らかになったのでよかったのですが、いつもうまくいくものではありません。
子供のことや仲直りしたい一心で、事実かどうかは別として、相手の言い分を全て認めて、とにかく謝罪するという時もあると思います。事実と違うことを認めることは避けておくべきですが、とにかく謝罪することでうまくいく家庭もあるでしょう。なかなか難しい問題ではありますが、不利な証拠に使われかねないということは覚えておいてください。
- 依頼者の属性:
- 30~40代
- 男性
- 相手の属性:
- 30~40代
- 女性
- 受任内容:
- 離婚訴訟
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||||
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Before&After | 相手方の所在不明、没交渉 | → | 離婚認容判決 |
事案の概要
ご依頼者様は、外国籍の女性と婚姻した後、長年に亘る別居・没交渉状態が継続していた方です。相手方は母国で生活していたのですが、相手方の現住所も不明という状態でした。そのため、離婚の話し合いをしようにも、その糸口すらないという状況でしたが、日本での離婚成立に向けて、依頼をお受けした事案です。
弁護方針・弁護士対応
話し合いをしようにも、相手方の所在すら不明という状況ですので、まずは婚姻時の書類等から、過去に相手方が居住していた住所を確認しました。その住所に向けて国際郵便を送付しましたが、反応はありませんでした。管轄・準拠法、相手方の本国法などの調査した上で、本邦にて離婚訴訟を提起しています。
福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果
裁判所からの海外送達や、公示送達等でかなりの時間を要しましたが、結果としては無事に離婚を認容する判決を獲得することができました。渉外離婚訴訟の事案では、書類の翻訳等で実費負担を要しますが、それを踏まえても、相手方の行方が知れないという状況では訴訟の方が直截的という場合もありますので、最適な解決方法について、弁護士に一度ご相談してみることをお勧めいたします。
※日本国内での離婚手続のみ対応可能です。外国での離婚手続はお引き受けできかねますので、ご容赦ください。
- 依頼者の属性:
- 30代
- 会社員
- 男性
- 子どもが多数
- 相手の属性:
- 30代
- 女性
- 受任内容:
- 不貞慰謝料について
弁護士法人ALGに依頼した結果 | |
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慰謝料 | 250万円 |
事案の概要
依頼者様は、不貞を行った相手方との間で、相手方が親権者となることは争わず、離婚を行いたいというご意向でした。
相手方が不貞を行ったことは明白であり、相手方もそのことを認めているという状態で、離婚に際し、慰謝料の請求を行いました。
相手方が専業主婦であり、夫婦の共有財産も多くなかったため、支払いをどうやって行わせるのかという問題がありました。
弁護方針・弁護士対応
相手方が慰謝料について、支払える状況にない(お金がない)という対応を行い、低額な提案を行ってきました。当方としては、不貞が明白であり、どれだけ相手方が不誠実な対応を行ったか、反対に依頼者様がどれだけ相手方や子どもたちを大切にしてきたのかを主張しました。
福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果
相手方の不誠実性や依頼者様の誠実性を相手方のブログ等の証拠もつけて主張を行ったことで、調停委員は、相手方がある程度の大きな金額の支払いを約束しなければ、調停による解決はできないと考えたようでした。調停委員が、当方の希望する金額に近づかせた金額で解決を図ろうという姿勢で調停を進めたことで、最終的に、分割とはなりましたが、依頼者様が納得される慰謝料額での合意を行うことができました。
- 依頼者の属性:
- 会社員
- 相手の属性:
- 会社員
- 受任内容:
- 離婚及び不貞を原因とする慰謝料を請求されている
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||||
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慰謝料 | 300万円 | → | 100万円 | 200万円の減額 |
事案の概要
一方が不貞行為(いわゆる浮気)をしてしまったことで、他方配偶者から離婚と慰謝料を請求されているというごくありがちな事案でした。請求する側の立場からすれば、1円でも多く慰謝料を支払わせたいと考えるところですが、不貞による離婚慰謝料には一定程度の相場がある以上、その相場以上の支払いをすることは少なく、本件でも相場程度であれば支払う覚悟をお持ちでした。
弁護方針・弁護士対応
慰謝料の相場以上の請求がされることは少なくありません。時に、本心では離婚をするつもりであるものの、不貞をした有責配偶者からの離婚請求が基本的には認められないことを利用して、婚姻費用だけを請求し、裁判で離婚が認められるまで婚姻費用をもらい続けることで、実質的に相場以上の慰謝料を回収しようと考える方や弁護士がいるようです。もっとも、この方針が功を奏するのは、不貞をしてしまった配偶者の収入が他方配偶者よりも相当程度高い場合で、2人の間に子供がいるような場合でしょう。そうでなければ、婚姻費用をもらうよりも養育費と児童扶養手当などをもらう方が金銭的には高くなりえるからです。婚姻費用を支払う負担が大きいため、言い分をぐっとこらえて早期解決せざるを得ないことが多いですが、双方、それなりの収入があり、子供がいないような場合であれば、解決まで時間がかかったとしても経済的負担はそれ程大きくなりませんので、しっかりといいたいことを言えることもあります。このように、不貞をしてしまったことによる夫婦間の紛争は、双方の収入や就労意欲などを踏まえて、相手の心理を予想して交渉することが必要になりえます。本件では、相手方もそれなりの収入を得ている現在の仕事を続けたいと考えていたようですし、お二人に子供もおられなかったので、しっかりと言い分を主張し、支払うべきものは支払うというスタンスで交渉を進めることとしました。
福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果
ある程度、支払うことを提案している以上、わざわざ裁判に時間と費用をかける動機が弱くなったこともあったのだと思います。慰謝料の額は相場よりも低い金額で解決できました。こう考えると、どちらかが専業主婦(主夫)になることは、離婚にあたっても解決が困難になる可能性が高くなりがちなので、共働きという形態が望ましいのかもしれません。
- 依頼者の属性:
- 30~40代男性
- 相手の属性:
- 30~40代女性
- 受任内容:
- 離婚
- 親権
- 不貞慰謝料請求
- 財産分与等
弁護士法人ALGに依頼した結果 | |||
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Before&After | 離婚を切り出してもいない段階 | → | 離婚成立、親権獲得、 相手方がこちらに養育費を支払う、 自宅不動産や学資保険はこちらが取得etc. |
事案の概要
本件は、相手方の浮気を察知したご依頼者様が、離婚を決意されたという事案です。ご相談の時点では事実を突きつけてもいないし、離婚の話し合いもしていないという状態でしたが、これからどのように話し合いを進めるべきか、どこまでの証拠を確保するべきか等に悩んでおられました。中学生のお子様の親権についても心配しておられたので、まだ同居中でしたが、相手の出方に応じて交渉か調停等の手続に意向するかを判断するとの方針で、代理人として介入した事案です。
弁護方針・弁護士対応
不貞の証拠が確保されていたので、これを前提にまずはこちらの要望(離婚・親権、養育費、財産分与等)を書面で伝えることにしました。これを受けて相手方は自ら家を出て別居を開始したものの、不貞の前から婚姻関係は破綻していたという主張を展開してきました。
双方の言い分の開きが大きいため、速やかに調停を申し立て、以降は裁判所を通じた話し合いを行いました。
福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果
離婚については、双方特に争いはなかったものの、慰謝料という点は真向から対立することになりました。
親権については、調査官の不当な誘導もあって、意見書ではどっちつかずの内容が記載されていたのですが、当職が直接お子様と面談し、その真意を聴取した上で、調査官調査で受けたという誘導や、そのことに対する不安、不満などを書面にしました。
そのかいもあって、親権はこちらが取得する、相手方が養育費を払うという結果を獲得することに成功しました。
なお、慰謝料の点は、不貞相手に相当額の金銭支払いをさせる形で示談を成立させていますし、相手方に対しても、財産分与では自宅不動産や預金の他、学資保険をこちらが取得することとし、こちらの取り分を多くすることで実質的な解決を図っています。
親権の問題や調査官の当たりはずれ、慰謝料や財産分与の金銭的な評価や相手方の主張等、離婚の問題はご自身だけでは対応しきれない場面も多々生じうるものですので、弁護士への相談や依頼なども検討してみることをお勧めします。
- 依頼者の属性:
- 男性
- 30歳以上50歳未満
- 相手の属性:
- 女性
- 30歳以上50歳未満
- 受任内容:
- 離婚交渉
- 離婚調停
- 婚姻費用被請求調停
- 面会交流調停
- 離婚訴訟
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||||
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離婚には断固応じない 自宅等のローンはこちらが負担し、相手方が居住 |
→ | 離婚成立、 自宅は相手がローンごと引き取り、 解決金として約900万円を獲得 |
事案の概要
ご依頼者様は、長年妻(相手方)からの攻撃的な言動に悩んでいた方です。日記の他、実際に相手方が送ってきたメール等も一定程度残されていましたし、心身ともに疲弊している様子が伺えました。別居を前提に、相手方との離婚等について代理人として交渉という形で介入したものです。
弁護方針・弁護士対応
相手方はモラハラの認識自体が乏しく、離婚についても全く応じるつもりがないという反応でした。話し合いで意見が変わるとは思えない状態であったこと、子供たちとの面会交流を行うにも、話し合いの場が別に設けられていないと、攻撃的な言動に萎縮してしまうことが予想されたことから、交渉から調停に方針を変更し、離婚調停と、面会交流の調停を申し立てました。
これに対し、相手方からも婚姻費用の請求にかかる調停が申し立てられました。
調停でも相手方は、離婚そのものに応じないとの姿勢を崩さなかったことから、さらに離婚訴訟に移行したという事案です。
福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果
婚姻費用の点は、双方の収入等を前提に、こちらが負担している住宅ローン等を考慮した金額に減額した内容の審判が下されました。
離婚訴訟では、別居期間は2年にもみたないという状況でしたが、相手方の攻撃的な言動に長年苦しめられてきたことを、資料を添えて丹念に立証し、本件の夫婦関係は破綻していることが明らかであることを主張しました。
その結果、有利な心証を引き出すことに成功し、裁判所からも離婚を前提にした和解協議が勧められ、頑なに離婚を拒否していた相手方も、最終的には離婚を受けざるを得ない状況となりました。
不動産や住宅ローンが絡むと、その処理は複雑になりがちですが、財産分与等の点についても、自宅不動産は相手方が住宅ローン等の債務ごと引き取り、その他預金等の分与や慰謝料の問題に対する解決金として、相手方がこちらに約900万円を支払うという内容で、訴訟上の和解が成立しています。
面会については、コロナウイルスの流行により、一定期間実施が見送られる形にはなりましたが、離婚成立までの間、任意の面会交流の一定程度実施され、離婚後は月に1度の宿泊付の面会交流や、長期休暇には別途宿泊付の面会交流を実施するというように、ある程度充実した内容の面会交流を獲得することにも成功しています。その他養育費や年金分割の問題等も解決しています。
以上のとおり、本件は頑なに離婚を拒否していた相手方から、相応の経済的利益や面会交流を獲得しつつ、無事に離婚を成立させることに成功した事案です。
- 依頼者の属性:
- 50代
- 専業主婦
- 相手の属性:
- 60代
- 会社員
- 受任内容:
- 離婚
事案の概要
離婚希望の奥様からのご相談でした。奥様は、結婚してからご主人の考え方や常識についていけず、ずいぶん前から子供が独立したら離婚しようと考えていたところ、子供が独立したので、離婚へ動き出そうと、ご相談に来られました。ただ、これまで揉めないように我慢を続けてこられていたので、ご主人にとっては寝耳に水といった面もあったのでしょう、同居状態でもありましたし、離婚自体を拒否されている状況でした。
弁護方針・弁護士対応
淡々とこれまでの家族生活で奥様が我慢してきたのかを伝えることから始めることとしました。手続きとしては調停です。調停は、話し合いの場ですから、奥様の決意が固く、何があっても翻意することはないということを伝えて、ご主人に諦めてもらうことで離婚に向けて話が進むことが少なくありません。本件も期日を重ねることで、ご主人がやむを得ないと考えるようになり、離婚を前提に財産分与が主たる争点となっていきました。ここで、問題になったのは、自宅のマンションです。住宅ローンが残っていたものの、売却益が期待できるものでしたので、そもそもどちらか住むのか、売却するのか、売るとしていつまでに売却するのかなどです。
なお、奥様としては、慰謝料を請求したい気持ちもありましたが、証拠があるわけでもなく、夫婦で話しあうこともあまりしてこられておらず、法的な観点から見れば性格の不一致で片付けられてしまいかねないものでしたので、離婚に応じてもらえるのであれば、慰謝料といった感情的な対立になりやすい請求は行わない方針とさせていただきました。
福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果
頑なに離婚を拒むご主人と婚姻関係を続けることは、精神的に辛く精神衛生上よくありませんので、離婚に応じてもらえたことは良かったと思います。ただ、自宅をどうするかは思いのほか難航しました。まずは、売却するのかどうかです。どちらも気持ちが2転3転し、結局、調停ではまとまらず、訴訟にまで発展してしまいました。訴訟と聞くと抵抗が強いと思いますが、訴訟は、判決に向けてどんどん進んでいくので、決めきれない時には決断を促す意味で良い場合があります。本件もそういう事案だったと思います。結果的には、売却することになったのですが、次は、売却時期やどちらが主導で売却するのかです。もっと高く売れるはずじゃないかなどと言い出すときりがありません。本件は、和解で解決したのですが、和解内容は、売却期限を決めて、仮に期限までに売却できなかった場合は共有とすることとしました。共有となれば、共有物分割という手続きが残り、双方に手間と時間がかかってしまいますので、期限までに高く売りたいという心理的影響が働きます。売ると決まれば、どちらも高く売りたいでしょう。本件も無事に解決できました。
財産分与では、感情的な対立になりがちですが、感情的に対立してしまうとスムーズに話が進まず、結局双方がお金以上に大切な時間を失いかねません。本件も時間はかかってしまいましたが、最終的には売却に向けて双方同じ方向を向いていただけたことで解決できたのではないかと思っています。
- 依頼者の属性:
- 50代
- 男性
- 専業主夫
- 子供有
- 相手の属性:
- 50代
- 女性
- 会社員
- 受任内容:
- 離婚調停
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||||
---|---|---|---|---|
財産分与 | 0円 (離婚自体を拒絶された) |
→ | 約1000万円預金及び保険(解約返戻金付き) |
事案の概要
本件は、長い婚姻期間中に性格の不一致等による不満が積み重なり、ついに夫が自宅を出て別居したという事案でした。弊所への来所前、当事者間でメール等による連絡は行われていたものの、相手方(妻)から明確に離婚を拒絶されており、家庭裁判所に離婚調停を申し立てることが必要であると考えられました。
弁護方針・弁護士対応
まず、弊所の弁護士が相手方に対して受任通知の書面を郵送したところ、相手方にも代理人弁護士が選任されました。
しかし、相手方から離婚を拒絶する旨の回答を受けたため、家庭裁判所に離婚調停を申し立てました。
その後、調停の初期段階で、相手方から、離婚自体はやむを得ないという意向を示されました。
しかし、婚姻期間が長く、夫婦名義の財産が多かった上、相手方が相続により取得した特有財産も混在していたため、財産分与が大きな争点となる事案でした。
幸い、財産内容の開示については相手方から協力を得られたため、弊所の弁護士は、夫婦共有財産及び特有財産を精査し、財産分与案を提案しました。
福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果
相手方との見解の対立が大きかったため、調停に長期間を要しましたが、
・依頼者が、財産分与として、預金及び保険(解約返戻金付き)約1000万円を取得すること
・それ以外は互いに財産上の請求を行わず、全て解決したものとすること
という内容で最終的に合意しました。
相手方は、調停の初期段階で離婚自体についてはやむを得ないという判断をしたものの、財産分与については譲らないという姿勢が見られました。おそらく、その背景には、長い婚姻期間中における夫婦の感情的な対立があったのではないかと推察されました。
しかし、弊所の弁護士は、調停期日だけでなく、期日外でも相手方代理人弁護士と直接やり取りを行い、妥協案を見付けられるように粘り強く交渉した結果、互いに一定の譲歩をすることによって最終合意に達することができました。
本件は、「あきらめないこと」の重要性を再認識させられる事案でした。
- 依頼者の属性:
- 専業主婦
- 相手の属性:
- 会社役員
- 受任内容:
- 適正な解決金
- 婚姻費用
- 慰謝料
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||
---|---|---|
算定表額を下回る婚姻費用 | → | 算定表の上限を大きく超える婚姻費用、 養育費により解決 |
事案の概要
本件は、相手方が、依頼者に暴行をした上で別居をし、その後調停を申し立て、算定表を下回る婚姻費用額を提示してきたという事案でした。
弁護方針・弁護士対応
相手方は、複数の会社で役員を務めていました。依頼者の認識では、算定表の基礎収入上限を超えていると思われました。もっとも、相手方は、婚姻費用分担請求調停において、収入資料を十分に開示しない等により、基礎収入額を争ってきました。
担当弁護士は、相手方の収入・支出の裏付けのため、相手方のメインバンクに対する調査嘱託、相手方が利用していたクレジットカードの支払履歴についての調査嘱託等を申し立てることで、相手方の収入の全容を把握することに務めました。
結果として、数千万円の役員報酬等の基礎収入を把握できました。
この基礎収入は、算定表の上限を超えていたため、担当弁護士は、算定表の上限を超える婚姻費用、養育費の獲得等を目的としました。
また、依頼者が離婚希望であったことから、相手方の有責性を踏まえ、適正な慰謝料額の獲得を目標としました。
福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果
婚姻費用及び養育費について審判に移行し、算定表を基準とすると、同居中よりも生活水準が下がってしまうこと、相手方が有責配偶者であるのに、そのような結論となるのは信義則上相当ではないこと等を主張した結果、算定表の上限を超える婚姻費用及び養育費を認める審判がされました(確定)。
また、一般的なDVによる離婚の事案を大きく超える解決金額を獲得しました。