事実と異なる点を明らかにし、慰謝料無しで離婚が成立した事例

DV

依頼者の属性
会社員
相手の属性
兼業主婦
受任内容
離婚
慰謝料当
弁護士法人ALGに依頼した結果
慰謝料 0円

事案の概要

妻から不貞、浪費、暴力、暴言を理由に離婚を求められている事案でした。
依頼者であるご主人は、全く事実と異なることが並べられている状況に憤慨と諦めが混在するようなご様子で相談に来られました。離婚調停からご依頼を受けさせていただいたのですが、あまりにも言い分に違いがあり、離婚調停は不成立となり離婚訴訟となりました。

弁護方針・弁護士対応

妻側からは、定番の証拠ともいえる警察へ相談したDV相談票や友人親族の陳述書が提出されてきました。そのほか、自白したと読めるようなご主人の自認書に類する物も提出されてきました。裁判所からの和解提案も妻側が要望を譲らず、尋問、判決へと進みました。

弁護士法人ALG&Associates

福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果

尋問では、妻側が言っていることと整合しない事実がいくつか明らかになり、無事に慰謝料なく離婚となりました。
本件では、妻側の主張を簡単に覆せるような客観的証拠がこちらには乏しく、尋問によって妻側のおかしな部分が明らかになったのでよかったのですが、いつもうまくいくものではありません。

子供のことや仲直りしたい一心で、事実かどうかは別として、相手の言い分を全て認めて、とにかく謝罪するという時もあると思います。事実と違うことを認めることは避けておくべきですが、とにかく謝罪することでうまくいく家庭もあるでしょう。なかなか難しい問題ではありますが、不利な証拠に使われかねないということは覚えておいてください。

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依頼者の属性
30代
男性
会社員
相手の属性
30代
女性
会社員
受任内容
合理的な内容での離婚

事案の概要

夫婦喧嘩が絶えないなか、妻が子供を連れて別居し、離婚や慰謝料、養育費などの請求をされた事案でした。

弁護方針・弁護士対応

離婚自体はやむを得ないような関係でしたが、離婚に至る経緯や養育費の額が不相当に高く、合理的な内容であればすぐにでも離婚して構わないのにどうしたものかとご相談に来られました。
相手からの請求は、DV、モラハラがあったというものでした。ご相談者様に伺うと全く事実無根で、証拠があるはずもないと明言されておられました。ここで怖いのが、離婚請求をしておきながら、不相当な離婚条件を提示するとともに婚姻費用を請求される場合です。ただ、本件は、双方にしっかりとした収入があり、婚姻費用を請求される方が、同居時よりも自由になるお金が増える事案でしたし、そもそも婚姻費用の額も小さいことから、婚姻費用の負担をあまり気にせずに進めることができる事案でしたので、毅然と事実無根であることを伝え、不相当な請求を続けるのであれば、調停、訴訟も辞さない姿勢で臨むこととしました。

弁護士法人ALG&Associates

福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果

結局、慰謝料の支払いもなく、養育費もいわゆる簡易算定表で算定した金額で落ち着き、早期に解決できました。
最近では、虚偽のDV、モラハラ事案が散見されるように思います。夫側で代理人を務めることも多いですが、夫側としては、無茶な請求をされれば、感情的になってしまい、譲歩しようという気持ちが無くなってしまいます。なんでも請求すればよいというわけではなく、弁護士の交渉経験を踏まえて交渉することも大切だと思った事案でした。

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依頼者の属性
男性
30歳以上50歳未満
相手の属性
女性
30歳以上50歳未満
受任内容
離婚交渉
離婚調停
婚姻費用被請求調停
面会交流調停
離婚訴訟
弁護士法人ALGに依頼した結果
離婚には断固応じない
自宅等のローンはこちらが負担し、相手方が居住
離婚成立、
自宅は相手がローンごと引き取り、
解決金として約900万円を獲得

事案の概要

ご依頼者様は、長年妻(相手方)からの攻撃的な言動に悩んでいた方です。日記の他、実際に相手方が送ってきたメール等も一定程度残されていましたし、心身ともに疲弊している様子が伺えました。別居を前提に、相手方との離婚等について代理人として交渉という形で介入したものです。

弁護方針・弁護士対応

相手方はモラハラの認識自体が乏しく、離婚についても全く応じるつもりがないという反応でした。話し合いで意見が変わるとは思えない状態であったこと、子供たちとの面会交流を行うにも、話し合いの場が別に設けられていないと、攻撃的な言動に萎縮してしまうことが予想されたことから、交渉から調停に方針を変更し、離婚調停と、面会交流の調停を申し立てました。
これに対し、相手方からも婚姻費用の請求にかかる調停が申し立てられました。
調停でも相手方は、離婚そのものに応じないとの姿勢を崩さなかったことから、さらに離婚訴訟に移行したという事案です。

弁護士法人ALG&Associates

福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果

婚姻費用の点は、双方の収入等を前提に、こちらが負担している住宅ローン等を考慮した金額に減額した内容の審判が下されました。

離婚訴訟では、別居期間は2年にもみたないという状況でしたが、相手方の攻撃的な言動に長年苦しめられてきたことを、資料を添えて丹念に立証し、本件の夫婦関係は破綻していることが明らかであることを主張しました。
その結果、有利な心証を引き出すことに成功し、裁判所からも離婚を前提にした和解協議が勧められ、頑なに離婚を拒否していた相手方も、最終的には離婚を受けざるを得ない状況となりました。

不動産や住宅ローンが絡むと、その処理は複雑になりがちですが、財産分与等の点についても、自宅不動産は相手方が住宅ローン等の債務ごと引き取り、その他預金等の分与や慰謝料の問題に対する解決金として、相手方がこちらに約900万円を支払うという内容で、訴訟上の和解が成立しています。
面会については、コロナウイルスの流行により、一定期間実施が見送られる形にはなりましたが、離婚成立までの間、任意の面会交流の一定程度実施され、離婚後は月に1度の宿泊付の面会交流や、長期休暇には別途宿泊付の面会交流を実施するというように、ある程度充実した内容の面会交流を獲得することにも成功しています。その他養育費や年金分割の問題等も解決しています。
以上のとおり、本件は頑なに離婚を拒否していた相手方から、相応の経済的利益や面会交流を獲得しつつ、無事に離婚を成立させることに成功した事案です。

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依頼者の属性
専業主婦
相手の属性
会社役員
受任内容
適正な解決金
婚姻費用
慰謝料
弁護士法人ALGに依頼した結果
賠償金額 算定表額を下回る婚姻費用 算定表の上限を超える婚姻費用、養育費により解決

事案の概要

本件は、相手方が、ご依頼者様に暴行をした上で別居をし、その後調停を申し立て、算定表を下回る婚姻費用額を提示してきたという事案でした。

弁護方針・弁護士対応

相手方が会社役員であり、算定表の基礎収入上限を超えていたことから、算定表の上限を超える婚姻費用、養育費の獲得等を目的としました。

弁護士法人ALG&Associates

福岡法律事務所・離婚案件担当弁護士の活動及び解決結果

一般的なDVによる離婚の事案を大きく超える解決金額を獲得しました。また、婚姻費用及び養育費について審判に移行し、算定表を基準とすると、同居中よりも生活水準が下がってしまうこと、相手方が有責配偶者であるのに、そのような結論となるのは信義則上相当ではないこと等を主張した結果、算定表の上限を超える婚姻費用及び養育費を認める審判がされました。

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