- 相続財産:
- 不動産
- 車両
- 預金
- 株式
- 投資信託等
- 依頼者の被相続人との関係:
- 子
- 相続人:
- 妻
- 争点:
- 各遺産の時価額の評価、誰がどの資産を取得するか等
弁護士法人ALGに依頼した結果 |
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車両や預金、株式等計2000万円以上を獲得 |
本件は、ご依頼者様(被相続人の子)と、いわゆる後妻にあたる相手方で遺産分割の内容等について、協議を行ったものです。弊所が代理人として介入した後、まずは遺産の調査を行ったのですが、遺産には自宅不動産の他、多数の株式等金融資産が含まれていました。
弁護方針・弁護士対応
相手方は自宅不動産と預金の大半を取得することを主張していましたが、自宅不動産はかなり立派な建物であり、固定資産評価額をはるかに超える資産価値が予想されました。株式等については、相手方は死亡時点の株価をもとに計算した内容でこちらの取り分を少なめに提示していましたが、当時はコロナショックの真っ只中であり、株式の時価額は著しく低下していました。
最新の株価を反映させることによって、相手方が自宅不動産とわずかな預金を取得する代わり、車両と金融資産のほぼ全てはこちらが取得するという方向で話し合いを進めたものです。
福岡法律事務所・相続案件担当弁護士の活動及び解決結果
コロナの第1波で著しく下落していた株価等は、交渉の途中でかなり値を戻していました。相手方からは、解決案の見直し等の主張もありましたが、またいつ下落するか分からないという点を強調して、調整は最小限に止め、こちらが希望する内容での遺産分割に成功しています。その後、株価が順調に回復したことで、結果的にはこちらの取り分は当初の想定よりもはるかに多い金額となっています。株式のように、時価額が変動する資産は、遺産分割後に値上がりするという良い結果の場合もあれば、下落というマイナスの結果もあると思います。本件は特殊な相場状況を活用することで、より良い結果を得ることができたと思います。