1カ月弱で遺産分割協議を成立させた事例

遺産分割

相続財産:
不動産、預金等
依頼者の被相続人との関係:
兄弟姉妹(代襲者含む)
相続人:
兄弟姉妹(代襲者含む)
争点:
遺産分割の方法や内容等
弁護士法人ALGに依頼した結果
こちらの提案どおりの内容(法定相続分を前提にした分配)で解決

事案の概要

本件は、相続人の人数が4名以内で遺産のうち、数量的に可分でないのは、自宅不動産のみという事案でした。ご依頼者様としても、他の相続人との関係を悪化させることなく、なるべく穏便かつ均等な分配を希望されていましたので、こちらの希望や相手方の意向等を整理して、穏当な解決を図ることを目的として介入したものです。

弁護方針・弁護士対応

介入後、まずは遺産の詳細を明らかにするための資料や戸籍の収集に着手しました。これら資料が揃った段階で、速やかに相手方に文書で連絡をとりました。文書の内容は、弁護士が介入しているけれども、それは事を荒立てる趣旨ではなく穏便な解決を希望していることをまずはお伝えし、法定相続分に従った場合の分配割合等の概要等も丁寧に説明した上で、こちらの希望する分配方法等をお伝えしました。なお、厳密には遺産ではありませんが、生命保険契約の受取人について、約款の解釈という問題もありましたが、此の点も簡潔に解説を加えた上で、この点についてもご依頼者様の希望をお伝えしています。

弁護士法人ALG&Associates

福岡法律事務所・相続案件担当弁護士の活動及び解決結果

初動からソフトな対応や、詳細な説明、資料の開示等を心掛けたことで、他の相続人全員のご理解を得ることに成功し、先方への初回の連絡から1カ月弱という短期間で、遺産分割協議を成立させることに成功しました。その後、預金の解約や遺産の分配等の事務手続も弊所にて行いましたが、ご相談から3カ月強で、全ての手続を終了させることができました。
本件のように弁護士が介入したことで、無用な紛争を回避して、早期に解決される事案もありますので、遺産分割は早期段階で弁護士に相談することをお勧め致します。

相続 解決事例一覧 相続ページに戻る
相続財産:
不動産
車両
預金
株式
投資信託等
依頼者の被相続人との関係:
相続人:
争点:
各遺産の時価額の評価、誰がどの資産を取得するか等
弁護士法人ALGに依頼した結果
車両や預金、株式等計2000万円以上を獲得

事案の概要

本件は、ご依頼者様(被相続人の子)と、いわゆる後妻にあたる相手方で遺産分割の内容等について、協議を行ったものです。弊所が代理人として介入した後、まずは遺産の調査を行ったのですが、遺産には自宅不動産の他、多数の株式等金融資産が含まれていました。

弁護方針・弁護士対応

相手方は自宅不動産と預金の大半を取得することを主張していましたが、自宅不動産はかなり立派な建物であり、固定資産評価額をはるかに超える資産価値が予想されました。株式等については、相手方は死亡時点の株価をもとに計算した内容でこちらの取り分を少なめに提示していましたが、当時はコロナショックの真っ只中であり、株式の時価額は著しく低下していました。
最新の株価を反映させることによって、相手方が自宅不動産とわずかな預金を取得する代わり、車両と金融資産のほぼ全てはこちらが取得するという方向で話し合いを進めたものです。

弁護士法人ALG&Associates

福岡法律事務所・相続案件担当弁護士の活動及び解決結果

コロナの第1波で著しく下落していた株価等は、交渉の途中でかなり値を戻していました。相手方からは、解決案の見直し等の主張もありましたが、またいつ下落するか分からないという点を強調して、調整は最小限に止め、こちらが希望する内容での遺産分割に成功しています。その後、株価が順調に回復したことで、結果的にはこちらの取り分は当初の想定よりもはるかに多い金額となっています。株式のように、時価額が変動する資産は、遺産分割後に値上がりするという良い結果の場合もあれば、下落というマイナスの結果もあると思います。本件は特殊な相場状況を活用することで、より良い結果を得ることができたと思います。

相続 解決事例一覧 相続ページに戻る
相続財産:
不動産(土地建物複数)
預貯金
不動産賃料等
依頼者の被相続人との関係:
被相続人両名の子の代襲者
相続人:
被相続人両名の子
争点:
遺産分割方法
不動産の評価
代償金の額等
弁護士法人ALGに依頼した結果
相続財産 約200万円 約1100万円 総額を明らかにした上で獲得

事案の概要

本件は、祖父が死亡する前の時点で父が他界、祖父が死亡した後、さらに祖母が他界したという事案です。

祖父母には、父の他にも兄弟があり、ご依頼者様は父の代襲者として、法定相続分は有するものの、遺産分割協議からはつまはじきにされている状態でした。

遺産総額も明らかにされないまま、相手方からは200万円を渡すかわり、不動産等のその余の財産は全て相手方が取得するという提示をされていました。

適正な分配額を計算するためにも、まずは相続財産の全容を明らかにして、分割協議を進めていくという方針と立てた事案です。

弁護方針・弁護士対応

遺産調査の結果、多数の不動産と数百万円の預貯金、祖父が貸していた建物の賃料が死亡後も発生しつづけており、これを相手方らが取得していたこと等が判明しました。

遺産調査完了後、こちらからも金額を提示の上、相手方との交渉を試みましたが、寄与分等の主張に対するこだわりが強かったことから、早期に任意の交渉に見切りをつけ、速やかに遺産分割調停を申し立てました。

弁護士法人ALG&Associates

福岡法律事務所・相続案件担当弁護士の活動及び解決結果

調停では、相手方の寄与分や特別受益等の主張は全て排斥することを前提に、不動産は相手方が取得する代わり、約1100万円を一括で支払ってもらう、という内容で解決することができました。

当初の主張額からは一定程度こちらも譲歩するかわり、初回の調停期日から3ヵ月足らずでの早期解決に成功しています。

金額的にも、相手方が当初提示していた額とは5倍以上の開きがありますので、弁護士が介入することのメリットが、両面で生かされた事案と言えるでしょう。

相続 解決事例一覧 相続ページに戻る