- 被害者の状況:
- 右手関節痛
- 右手全体の痛み
- 可動域制限
- 争点:
- 後遺障害等級
- 逸失利益の評価
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||||
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賠償金 | 約360万円(自賠責保険金除く) | → | 約2200万円 | 約1840万円の増額 |
後遺障害等級 | 14級 | → | 12級 | 認定をサポート |
過失割合 | 2対8 | → | 1対9 | 有利になるよう修正 |
交通事故事件の概要
・本件事故は、自動二輪車を運転し、片側二車線の道路の左側車線を走行していた被害者が、右側車線から進路変更してきた相手方車両との接触を回避しようとしたところ、転倒してしまったという非接触事故でした。被害者は、右橈骨遠位端骨折、右手関節TFCC損傷の傷害を負いました。
・相手方保険会社の事前認定では、疼痛を裏付ける医学的所見がないとして、14級9号の認定がなされました。
弁護士法人ALG&Associates
福岡法律事務所・交通事故案件担当弁護士の活動及び解決結果
・担当弁護士が、カルテ、画像の医療記録と、各種文献を精査し、異議申立てを行いました。異議申立てでは、TFCC損傷がある場合には、TFCCストレステストや尺骨側の背側不安定性piano keiy signが陽性を示すことが多いこと等の医学敵知見や、MRI画像所見を基に、TFCC損傷の裏付けとなる医学的所見があることを説明しました。また、「尺骨突き上げ症候群」という疾病により、強度の疼痛が生じること等を説明しました。
その結果、12級の後遺障害が認定されました。
・その後、相手方保険会社と交渉したものの、相手方保険会社は、後遺障害はあくまで14級であるとの主張を譲らなかったため、訴訟提起しました。
・訴訟では、被害者が、事故当時学生であったたため、逸失利益の金額も争点となりました。
被害者の現状を丁寧に説明し、裁判官の適切な訴訟指揮と、相手方代理人の適切な訴訟活動(認めるべき点は認め、争うべき点は適確な指摘をする)により、早期に争点が整理され、上記のような適正額での和解が成立しました。