- 後遺障害等級:
- 12級
- 被害者の状況:
- 股関節の疼痛
- 股関節の疼痛
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||||
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賠償金 | 提示前 | → | 約1300万円 (自賠責保険金除く) |
適正な賠償額を獲得 |
後遺障害等級 | 認定前 | → | 12級 | 認定をサポート |
過失割合 | 未定 | → | 5対95 | より有利になるよう修正 |
交通事故事件の概要
依頼者は、バイク事故により、骨盤骨折他の怪我を負われていました。
事故直後からご依頼いただきました。依頼者が若年であったものの、やむを得ず仕事を退職されてしまったため、逸失利益の額等が争いになると予想されました。
福岡法律事務所・交通事故案件担当弁護士の活動及び解決結果
相手方保険会社は、基礎収入、労働能力喪失率について争ってきました。
これに対し、依頼者が事故前に就いていた業務の内容、今後も類似業務に就く可能性があること、可動域制限は器質的なものであり、馴化により労働能力喪失率が逓減するような性質のものではないことなどを、証拠とともに丁寧に主張しました。
その結果、基礎収入については事故前の収入より高い額を認めてもらうことに成功しました。
労働能力喪失率については、就労可能年数を通じて14%が認められました。
また、関節の可動域制限の後遺障害は、後々、人工関節へ置換を要するようなケースもありますが、「人工関節置換術を行った場合には、別途協議する」という内容の示談が成立しました。
- 被害者の状況:
- 右手関節痛
- 右手全体の痛み
- 可動域制限
- 争点:
- 後遺障害等級
- 逸失利益の評価
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||||
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賠償金 | 約360万円(自賠責保険金除く) | → | 約2200万円 | 約1840万円の増額 |
後遺障害等級 | 14級 | → | 12級 | 認定をサポート |
過失割合 | 2対8 | → | 1対9 | 有利になるよう修正 |
交通事故事件の概要
・本件事故は、自動二輪車を運転し、片側二車線の道路の左側車線を走行していた被害者が、右側車線から進路変更してきた相手方車両との接触を回避しようとしたところ、転倒してしまったという非接触事故でした。被害者は、右橈骨遠位端骨折、右手関節TFCC損傷の傷害を負いました。
・相手方保険会社の事前認定では、疼痛を裏付ける医学的所見がないとして、14級9号の認定がなされました。
福岡法律事務所・交通事故案件担当弁護士の活動及び解決結果
・担当弁護士が、カルテ、画像の医療記録と、各種文献を精査し、異議申立てを行いました。異議申立てでは、TFCC損傷がある場合には、TFCCストレステストや尺骨側の背側不安定性piano keiy signが陽性を示すことが多いこと等の医学敵知見や、MRI画像所見を基に、TFCC損傷の裏付けとなる医学的所見があることを説明しました。また、「尺骨突き上げ症候群」という疾病により、強度の疼痛が生じること等を説明しました。
その結果、12級の後遺障害が認定されました。
・その後、相手方保険会社と交渉したものの、相手方保険会社は、後遺障害はあくまで14級であるとの主張を譲らなかったため、訴訟提起しました。
・訴訟では、被害者が、事故当時学生であったたため、逸失利益の金額も争点となりました。
被害者の現状を丁寧に説明し、裁判官の適切な訴訟指揮と、相手方代理人の適切な訴訟活動(認めるべき点は認め、争うべき点は適確な指摘をする)により、早期に争点が整理され、上記のような適正額での和解が成立しました。
- 後遺障害等級:
- 14級9号
- 被害者の状況:
- 頚部、腰部由来の神経症状(疼痛、痺れなど)
- 争点:
- 逸失利益(基礎収入)
交通事故事件の概要
事故直後からご依頼いただき、治療の進め方からアドバイスさせていただきました。具体的には通院頻度や、実施する検査などです。事故の状況からは、後遺障害等級14級9号が認定される可能性は決して高くはない印象でした。また、主訴が定まっておらず、いわゆる不定愁訴が多く、これは後遺障害等級の認定にはマイナス要素でした。もっとも、腰痛などの症状が重たく出現しており、ご本人としては辛いご様子でしたので、上手く通院し、医師に症状を適切に伝えていくことが重要な事案でした。
また、家事労働もされていたことから基礎収入も争点となる事案でした。
福岡法律事務所・交通事故案件担当弁護士の活動及び解決結果
当初の後遺障害認定申請では、残念ながら非該当という結果でした。その後、診療録などを確認し、症状の経過や治療内容、投薬内容などを時系列で確認し、如何に一貫した症状が続いており、また、症状を大袈裟に言っているなど詐病等の疑いが無いことを説得的に記載した申立書を作成して異議申し立てを行いました。結果、無事に14級9号が認定されました。
家事労働については、家事労働の内容を家族構成や居住状況を整理した資料を提出したところ、主婦休損として賃金センサスをもとに基礎収入が認められました。
結果的には、14級9号が認定され、主婦休損、後遺障害逸失利益が請求通りに認められ、ご依頼者にも納得の解決となった事案でした。
- 後遺障害等級:
- 併合第10級
- 被害者の状況:
- 足関節の可動域制限
- 下肢の疼痛
- 争点:
- 賠償金額(主に逸失利益)
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||||
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賠償金額 | 約520万円 | → | 約1091万円 | 約571万円の増額 |
交通事故事件の概要
御依頼者様は男性で、交通事故により足関節の可動域制限が生じ、併合第10級の事前認定を受けましたが、相手方保険会社との任意交渉段階では、後遺障害の逸失利益について低い金額しか提示されませんでした。
福岡法律事務所・交通事故案件担当弁護士の活動及び解決結果
担当弁護士は、相手方保険会社との任意交渉を途中で打切り、民事訴訟を提起しました。そして、御依頼者様の職務内容について具体的に立証することにより、足関節の可動域制限が労働能力に及ぼす悪影響を詳細に説明し、裁判所の理解を得られるように努めました。 その結果、任意交渉段階の相手方保険会社からの提示額(約520万円)の2倍を超える金額(約1091万円)による裁判所の和解案を提示されました。そして、当事者双方がこの和解案に同意したため、そのまま訴訟上の和解が成立しました。
本件は、後遺障害が労働能力に及ぼす悪影響の立証に尽力した結果、逸失利益について適正な評価を得られ、適正な金額による訴訟上の和解に至った事案であるといえます。
- 後遺障害等級:
- 12級
- 被害者の状況:
- 舟状骨骨折
- 争点:
- 逸失利益
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||||
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賠償金額 | 約840万円 | → | 約1300万円 | 約460万円の増額 |
交通事故事件の概要
依頼者様は、手首の機能障害にて12級の後遺障害等級認定を受けました。依頼者様は、相手方保険会社より、徐々に症状が軟化するはずだという主張をされ、逸失利益において、労働能力喪失率を一定の期間ごとに軽減していくという方式で算出された金額を前提に、損害賠償額の提示をされました。提示内容のまま示談を行って良いものか、疑問に思われた依頼者様から、増額交渉についてご依頼いただいた事案です。
福岡法律事務所・交通事故案件担当弁護士の活動及び解決結果
機能障害という症状が、軟化するものでなく、労働能力喪失率が軽減していくという考え方が不合理であることを指摘しました。
最終的に、交渉にて、労働力喪失率の軽減率やその期間について少なくできることで、損害賠償額を大きく増額することに繋げられた事案でした。
- 後遺障害等級:
- 12級
- 被害者の状況:
- 膝関節の機能障害
- 争点:
- 賠償金額(休業損害、逸失利益、傷害慰謝料、後遺症慰謝料)
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||||
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賠償金額 | 約435万円 | → | 約660万円 | 約225万円の増額 |
交通事故事件の概要
60~70代男性。事業所得者。事前認定により後遺障害等級12級(膝関節機能障害)が認定され、保険会社から賠償金額の提示を受けたものの、その内容が適正であるか否かという疑問があったため、弁護士法人ALGに御相談されました。
福岡法律事務所・交通事故案件担当弁護士の活動及び解決結果
膝関節機能障害が日常生活に支障を生じさせることは明らかでした。
しかし、事業所得者であるため、①休業損害については増額立証に難がある上、②逸失利益についても、年齢を考慮すると増額が困難といわざるを得ない事案でした。
そこで、担当弁護士は、個別の損害項目にこだわることなく、①休業損害、②逸失利益、③傷害慰謝料、④後遺症慰謝料を全体的に包括した「総額」による増額交渉を行いました。
その結果、御依頼から1か月以内に、約225万円の増額による示談を成立させることができました。
- 後遺障害等級:
- 12級7号
- 被害者の状況:
- 右腓骨
- 脛骨骨折
- 争点:
- 逸失利益
- 慰謝料の金額
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||||
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賠償金額 | 治療中 | → | 約820万円 | 適正な賠償額を獲得 |
後遺障害等級 | 申請前 | → | 12級7号 | 認定をサポート |
過失割合 | 未定 | → | 5対95 | より有利になるよう修正 |
交通事故事件の概要
ご依頼者の方は、自転車で横断歩道を青信号で渡っていたところを対抗右折車(四輪自動車)にはねられ、右足(腓骨・脛骨)を骨折された方です。事故から約半年後にご相談いただきましたが、治療は1年以上の長期に及び、症状固定とされた後も、可動域制限等の症状が残存してしまいました。
後遺障害等級12級7号の認定を受け、損害賠償金を請求したところ、相手保険会社はご依頼者様が事故前は公務員として稼働していたことから、特に逸失利益を強固に争い、さらに慰謝料についても低く算定して、わずか150万円という寡少な提示をしてきたという事案です。
福岡法律事務所・交通事故案件担当弁護士の活動及び解決結果
ご依頼を受けた後、弊所は治療中は治療費支払いに関する交渉を担い、治療終了後は速やかに後遺障害等級認定申請を行いました。その結果、無事12級7号の認定を受けることに成功したのですが、相手保はご依頼者様が公務員として稼働していたことを主張し、わずかな金額しか支払わないと主張してきました。たしかに公務員の逸失利益は否定的に解される場合もありますが、積極に解する裁判例もありますし、何より本件は、事故後退職を余儀なくされているという事案でしたので、そのような低額での解決を受け入れることはできませんでした。
話し合いでの解決を模索したものの、相手保の担当者は寡少な金額に固執したため、交渉は決裂と判断し、次の手続に移行することにしました。本件は弁護士特約のない事案だったので、訴訟費用や印紙代等の負担等を考慮して紛争処理センターを利用することとし、約4カ月の折衝の結果、相手保の当初提示額から約5.5倍という金額で、無事解決することに成功しました。
後遺障害等級が認定されるような事案では、相手保険会社の提示金額をそのまま鵜呑みにすると、本来得られるはずの賠償額よりはるかに低い金額となってしまう場合もありますので、一度弁護士に相談してみることを強くお勧めいたします。
- 後遺障害等級:
- 14級
- 被害者の症状:
- 腰痛
- 痺れ
- 争点:
- 素因減額
- 主婦休損
- 逸失利益
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||||
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賠償金額 | 提示前 | → | 300万円以上 | 適正な賠償額を獲得 |
後遺障害等級 | 非該当 | → | 14級 | 異議申立てにより等級認定 |
交通事故事件の概要
追突事故により受傷し、半年以上の治療後も、腰痛や下肢の痺れが残存した事案でした。ご依頼後、異議申立てをし、14級の認定を得ました。相手方保険会社と交渉したものの、低額な賠償しか提示しなかったため、訴訟を提起しました。
福岡法律事務所・交通事故案件担当弁護士の活動及び解決結果
訴訟では、被告から、「腰仙移行椎」という特殊な素因をもとに素因減額の主張がされました。
また、主婦休損を請求していたものの、ご依頼者様は、パートタイムで事故前後にわたり就労していたことから、被告から、主婦休損が発生しないとの主張もなされました。担当弁護士は、海外文献も含めた医学文献を調査し、素因減額の対象とならないことを主張しました。
また、主婦休損についても、ご依頼者様の経済状況により就労を継続せざるを得なかったこと等を様々な証拠により主張立証しました。
その結果、素因減額もされず、適正な主婦休損による和解が成立しました。自賠責保険金を含めて300万円以上という、兼業主婦の14級事案では最高水準の解決になりました。
- 被害者の症状:
- 死亡事故
- 争点:
- 死亡による逸失利益
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||||
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逸失利益・死亡慰謝料 | 未定 | → | 約2300万円 | 適正な金額を獲得 |
交通事故事件の概要
本件は、歩行者が自動車に衝突されて亡くなったという死亡事故であり、御遺族の悲嘆が誠に大きい事案でした。
御遺族は、先に約2300万円を受領することができましたが、残りの損害賠償金額については、相手方保険会社との交渉が必要でした。死亡事故に伴い発生する損賠賞金の主な内訳は、①死亡による逸失利益、②死亡による慰謝料が挙げられるところ、本件の場合、特に①の金額について、保険会社と見解の相違がありました。
福岡法律事務所・交通事故案件担当弁護士の活動及び解決結果
死亡による逸失利益は、様々な争点があり得ますが、本件の場合、㋐年金を逸失利益に含めることができるか否か、㋑逸失利益の算定期間を何年とするかという点について、保険会社と見解が対立したため、交渉には時間を要しました。
弁護士は、㋐について自賠責支払基準や裁判例を指摘して、年金の逸失利益性が認められるべきである旨を指摘しました。㋑については、最新の統計に基づいて平均余命を計算することにより、算定期間を長くすべきである旨を指摘しました。最終的には、保険会社がこれらの指摘をほぼ受け入れた結果、総額で約2300万円弱(死亡による慰謝料を含みます。)の損害賠償金を受領するという示談を成立させることができました。
本件のように損害賠償金が高額の事案については、相手方保険会社と見解が対立することは珍しくないため、御遺族が民事訴訟を提起せざるを得ない場合があります。
しかし、家族を失った御遺族にとって、保険会社との交渉は心理的な負担が大きい上、民事訴訟を提起した場合には更に負担が大きくなるかもしれません。弁護士としては、種々の資料や裁判例を調査して保険会社との交渉を行うことにより、御遺族の負担を少しでも軽減することができればよい、と願っています。
- 後遺障害等級:
- 12級13号
- 被害者の症状:
- TFCC損傷
- 争点:
- 休業損害
- 逸失利益
弁護士法人ALGに依頼した結果 | ||||
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賠償金額 | 未提示 | → | 約720万円 | 適正な賠償額を獲得 |
後遺障害等級 | 申請前 | → | 12級 | 認定をサポート |
交通事故事件の概要
ご依頼者様が、駐車場から道路に出ようと停車していたところ、後ろから追突されたという事案でした。ご依頼者様は、事故により、TFCC損傷等の傷害を負われました。
保険会社より、一括対応の打ち切りを打診されたところで、ご依頼いただき、示談交渉等をお手伝いさせていただきました。
福岡法律事務所・交通事故案件担当弁護士の活動及び解決結果
本件の争点は、休業損害と逸失利益でした。ご依頼者様は事故前年度が赤字申告であったため、基礎収入がいくらとなるかが問題となりました。
ご依頼者様に生活状況を聞くと、お子様と二人暮らしであることが分かったため、主夫として、賃金センサス(女性・全年齢平均)と同程度の基礎収入が認められる旨の主張を行いました。
結果、賃金センサス(女性全年齢平均)と同程度の基礎収入があることが認められ、治療の間の休業損害及び逸失利益が認められました。
仕事の状況より、休業損害や逸失利益が認められないのではないかと思われる場合でも、弁護士が介入することにより、適切な金額を得ることができた事案ではないかと思います。