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交通事故後に続く吐き気、後遺障害認定できる?

交通事故による受傷後、吐き気を感じるようになる方は多くいます。治療を継続しているうちに症状が軽減、消失するのであれば問題がありませんが、症状が残ってしまう場合もあるでしょう。

そのような場合には、往々にして頭痛や倦怠感といった吐き気以外の症状も感じていることも多くありますが、ここでは、吐き気を特に感じている方についてご説明いたします。

吐き気があるだけでは後遺障害等級認定はされない

後遺障害等級は、基準に該当した障害、症状等に対して認められるものですが、吐き気はその中に含まれません。そのため、交通事故により吐き気を催すようになり、それが残存したとしても、それだけでは後遺障害等級は認定されません。

後遺障害等級認定されるためのポイント

上記のとおり、吐き気単体では、後遺障害の認定基準を満たさず、後遺障害等級の認定を受けることはできません。しかし、吐き気を発生させている原因によっては、原因自体について後遺障害等級が認められる可能性があります。そのため、吐き気を催している原因につい詳細に検査を受けることが必要となります。

また、吐き気が強い場合には、意識が吐き気に集中してしまい、他の症状に気が付いていない場合もあります。そのため、後遺障害等級の認定を受けうる他の症状を見落としていないか、確認することも必要です。

交通事故後も吐き気が続く場合の対処

まず、交通事故に遭った後、吐き気を感じるようになり、症状が継続する場合には、病院でその原因を突き止めることが必要になります。これは、すでに述べた通り、後遺障害等級の認定のためにも必要ですが、治療のためにも必要なものです。原因がわからなければ適切な治療はできません。

もっとも、検査をしたとしても、原因がわからない場合もあります。たとえ、原因がわからなかったとしても、通院、治療は継続するのが望ましいといえます。事故をきっかけとして吐き気を感じるようになったのであれば、事故による症状として治療をしてもらう必要があるため、症状や発症のきっかけを医師に伝えることと、通院の継続は必須となります。

病院で受けたほうが良い検査

 後述のとおり、交通事故により吐き気が生じる原因として考えうるのは、むち打ちと脳脊髄液減少症が挙げられます。

前者については、自覚症状のみという場合もありますが、後者の診断については、CTミエログラフィー、脊髄MRI/MRミエログラフィー、RI脳槽シンチグラフィーの3種類の検査をした結果を踏まえて診断を下します。

また、これらの検査をした結果脳脊髄液減少症ではないとしても神経の異常が見つかる可能性があり、その後の治療の方針の決定にも役立つこともあります。

吐き気の原因と後遺障害

交通事故により受傷し、吐き気が生じる場合の原因としては、むち打ちや脳脊髄液減少症などが考えられます。むち打ちも脳脊髄液減少症も、吐き気以外にも症状を生じうる傷病です。

そのため、吐き気の原因となるこれらの傷病に伴って現れる疼痛、しびれ、倦怠感、機能障害等を引き起こしている場合には、これらに対して後遺障害が認められる余地があります。

むちうち

むち打ちは、交通事故の際の衝撃により首や腰が前後左右に鞭のような動きを強いられた結果、神経に負荷がかかり、様々な症状が発生する傷病です。ただし、むち打ちは通称で、診断書には、「外傷性頚部症候群」、「頚部(腰部)挫傷」「頚部(腰部)捻挫」などと言った診断名がつけられます。

むちうちについて詳しく見る

脳脊髄液減少症

脳脊髄液減少症は、交通事故の衝撃により、脳の周囲を巡っている脳髄液という液体が漏れ出し、減少してしまうことにより、頭痛、めまい、吐き気等の症状を引き起こす傷病です。

交通事故後に吐き気が続く場合はご相談ください

交通事故を発端として吐き気が継続する場合には、治療のためにも、その後の後遺障害等級認定のためにも、原因が明らかになっていることが必要です。

そして、その原因を明らかにするためにどのような検査をする必要があるのか、検査結果からどの様な原因が予想されるのかは、一定の医療知識が必要となります。

特に脳脊髄液減少症については、残存する症状が重篤である場合も多いにもかかわらず、後遺障害等級の認定を受けることは難しいのが現状です。脳脊髄液減少症を原因とする症状についての等級認定等級の認定を目指すのであれば、弁護士、特に医療分野に精通する弁護士に相談することをお勧めいたします。